村上木彫堆朱は、木地に彫刻をし漆を塗り重ねる漆器です。
古くから天然漆の生産地として知られた村上地方へは約600年前京都から寺院建築に来た漆工が伝えたと言われています。
江戸時代中期には、木彫と漆技法とを合わせた現在の木彫堆朱の基礎ができました。
また漆や材木が近隣の山で採れ、日本海側特有の湿度の高い気候など・・自然、気候風土に恵まれて、漆器つくりの適地だったことも幸いし今日に至っております。
職人たちも受け継いだ技を守り、常に創意工夫、技術の研鑽に励みその落ち着た高雅な魅力を変えることなく・・
時代の感覚に調和した製品つくりを心がけております。
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