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11目標は大きく!錫光の百年構想

目標は大きく!錫光の百年構想

私たち錫光は、設立してまだ30有余年の小さな工房です。しかし、受け継いできた技術は、はるか昔からの伝統的なものです。こういった技術は一度途絶えたら再現するのに大変な時間と労力がかかることを自覚しています。また、「現代の名工」(先代光山)の技術を間近で見、学んだという自負があります。その記憶が冷めやらぬうちに、自分自身は一歩でも先代に近づくための努力を惜しまない。また、次世代へ「現代の名工」の技をそのまま引き継いでいきたいという思いがあります。

私たちは、2087年までに、もう一人の「現代の名工」を輩出する工房になることを目指します。これは、今は大変な大風呂敷を広げた話に聞こえます。目標にすること自体おこまがしいことだと思います。しかし、目標を思い切って高く設定することで、それを実現するために今、何をなすべきかということが自ずと明確になるものと確信しているのです。

次の百点を。

次の百点を。

錫光の初代・中村光山(こうざん)は、「現代の名工」として表彰された名匠。錫光の現当主である中村圭一氏は、中村光山の子息になる。錫師として遅いスタートを切った圭一氏は、父・光山に師事するが、自身で想像していた以上の労苦を重ねながら日々研鑽を積んできたという。錫器は鋳型で成型した後、鉋(かんな)と呼ぶ独自の道具で轆轤挽き(ろくろびき)して形を整えて仕上げるが、鉋を思うようにコントロールできるようになるまで特に苦労したそうだ。錫光の工房には、額装された書が掛けられている。そこには先代の筆で「次百(つくも)」とある。次百には、“現状に満足せず、次の百点を目指して常に精進せよ”というメッセージが込められている。ものづくりに向かう崇高な精神と卓越した技を間近で見てきた圭一氏は、錫光から、もう一人の現代の名工を輩出することを一つの目標に据えている。引き継がれた次百の精神が、技、そして人を磨いている。

基本情報


商号 錫光
設立 1987
住所 埼玉県 川口市 源左衛門新田300-31
従業員数
取り扱い品目 錫器
メールアドレス nk@takumi-suzukou.com
ホームページ https://www.takumi-suzukou.com/

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ロングセラーの定番商品。女性的な柔らかなフォルム。全体に細筋を等間隔で刻み込んだ柄。最もシンプルな飽きの来ない錫らしい酒器。チロリ一本に盃2ケのセット。 【サイズ】 チロリ 高さ114mm, 径55mm, 容量約1.0合 【サイズ】 盃    高さ35mm, 径40mm, 容量約30cc 【その他】 桐箱入
¥19,800(税込)
ロングセラーの定番商品です。中央に巻いた籐は、熱めのお酒でも大丈夫。夏場はその籐が涼しげに見えます。 【サイズ】高さ52mm,径46mm,容量約55cc 【その他】桐箱入
¥5,500(税込)
「うずらい」とは、本来、猛烈な上昇気流に生じる雷のこと。(渦雷) 一本の鎚で繰り返し繰り返し重ねて打ち込むことで、うず状になるように柄を入れました。 うずのように力強い右肩上がりの上昇機運をイメージして製作しています 反射する光も、うず状に広がって視覚的にも面白みがあります。 姉妹品に別の鎚を一つ加えた「うずしお」もあります。 【サイズ】 高さ52mm, 径46mm, 容量約55cc 【その他】 桐箱入
¥9,900(税込)
「うずらい」の姉妹品。横長の鎚模様を交えて、趣を変えました。 「うずしお」は、海底に沈みこんだ栄養価の高い成分を巻き上げるように作用すると言います。 その作用が結果として、水深の浅めの層の魚介類を育み、豊かな海を作り出します。 そのため、「うずらい」同様右肩上がりの上昇機運をイメージしています。 【サイズ】高さ52mm,径46mm,容量約55cc 【その他】桐箱入
¥9,900(税込)
ツヤのある鎚とツヤ消しの鎚。2種類の鎚柄を交互に入れて涼しさを表現しました。膠着した状況に涼風が吹き込み霞が晴れていく様子をイメージしました。好転、明るい兆し、吉祥を暗示しています。 【サイズ】高さ55mm,径55mm,容量約60cc 【その他】桐箱入
¥7,700(税込)

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