手描き友禅は開発されて400年あまりたちます。
その技法は、初期の頃にはすでに確立されていて、現在とあまり変化は無いのだそうです。
しかし、描かれる内容は、その時代の文化を反映するような題材が描かれて来たのでしょう。
昔の着物の写真集などを見ていますと、馬の鞍とか、お城とか、こんな図柄が身に纏うものに描かれることへの驚きと、それを注文した人物への興味が湧きます。
佐藤洋宜さんは、友禅師のなかでは中堅の世代で、今や 油が乗り、新作を精力的に発表しています。
佐藤さんの作品の特徴は「遊び心」と言えるでしょう。
伝統と現代性それぞれの魅力を取り入れて楽しませてくれます。
ですから観るだけでも楽しめるのです。
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